ログ記事 Blog Article

空き家は空き巣被害に遭いやすい?理由と対策を解説

2025.02.23

空き家は人の出入りが少なく、防犯対策が不十分な場合が多いため、空き巣の標的になりやすいと言われています。本記事では、空き家が狙われやすい理由を明らかにし、被害の具体例とこれを未然に防ぐための具体的な対策を紹介します。大切な財産を守るために、空き巣対策をしっかりと見直しましょう。

空き家が空き巣に狙われやすい4つの理由

空き巣が入りやすい家には、家が管理されていない・人の出入りがない・人通りがない・周辺が家に囲まれているといった理由があります。所有する空き家に当てはまる部分があれば空き巣被害に遭う可能性が高くなるため注意が必要です。4つの理由を知って、空き巣への注意を強化しましょう。

1.家が管理されていない

明らかに人による管理が疎かになっている空き家は、空き巣被害に遭う傾向があります。

【管理されていない家の特徴】

  • ・雨戸が閉まったままになっている
  • ・ポストが集配物で溢れている
  • ・植木が生い茂っている
  • ・門扉やアンテナが壊れたままになっている
  • ・表札がない

空き家の適正な管理の間隔は、月に1度。間隔があくと、空き巣だけではなくゴミやカビ等で住宅の劣化にも影響が出ます。定期的に管理をすることで、空き巣被害を未然に防ぎましょう。

空き家の整理について詳しく知りたい人は以下をチェックしてください。

2.人の出入りがない

空き巣犯は人の出入りがなく住む気配がない家を狙って侵入するため、空き家は空き巣に狙われやすくなります。空き家と同様、長期間家を空ける場合も注意が必要。空き巣は何度も下見して、住民がいないことを確認しています。

【空き巣が長期間空き家であることを確認するポイント】

  • ・夜の電気の点灯有無
  • ・郵便物が溜まっていないか
  • ・無施錠の自転車などが放置されていないか

3.人通りがない道に面している

空き家が人通りのない通りに面している場合は、空き巣に狙われやすい傾向があります。空き巣犯が目立たず侵入できてしまう状況にあるため、注意が必要です。

【人通りの少ない場所の例】
裏通り、閑静な住宅地、袋小路など

4.周辺が家に囲まれている

周辺が家に囲まれている環境の場合はより注意が必要です。

状況 狙われやすい理由
四方を囲まれている空き家 ・道路や通行人から空き家や敷地内が見えづらく、目撃されるリスクが低い

・隣家の屋根などから侵入することが可能

旗竿地に建つ空き家 細長い通路を通って敷地内に侵入するため、人目に付きにくい
角地に建つ空き家 二つの道路に面しているため、下見や逃走がしやすい

空き家の空き巣被害例

空き家は空き巣によりさまざまな被害に遭うリスクがあります。本章では代表的な被害例として4例を紹介。被害例を知り、同じ被害に遭わないための参考にしてみてください。

金品や家財が盗まれる

空き家を空にせずそのままにしておくと、現金や宝飾品、家具や家電などを持ち出されてしまう可能性があります。また、物を盗む際に家財などを壊されたりするリスクも。空き巣は盗んだ後に換金しやすく、持ち運びが容易な軽く小さいものを選ぶのが特徴です。空き家の安全を守るために、金品や家財を放置せず、防犯対策を徹底しましょう。

不法投棄される

空き家が管理されないと、空き巣によりゴミや窃盗品の不法投棄場所にされる恐れがあります。荒れた空き家は心理的な罪悪感を抱かせにくく、空き巣犯にとって利用しやすい環境になりがちです。不法投棄のリスクを避けるために、空き家の管理を徹底し、荒れた状態を放置しないようにしましょう。

放火される

不法投棄されたゴミや不法占拠の痕跡を隠すために、空き巣犯が放火するリスクがあります。空き家は放火に気づかれにくく被害が拡大する恐れも。放火された空き家から近隣住宅に飛び火し、多額の損害賠償が発生する事例もあるので注意が必要です。空き家を適切に管理し、不法侵入や放置状態を防ぐことが放火リスクの軽減につながります。

犯罪の取引場所にされてしまう

放置された空き家は犯罪者の拠点となるリスクがあります。人の出入りがなく管理されていない空き家は、犯罪者にとって格好の潜伏場所です。

例えば、大麻の栽培や、違法薬物の受け渡し、監禁場所、不正購入商品の受け取り場所に使われることも。治安悪化に繋がり、近隣住民にも迷惑がかかってしまいます。適切なセキュリティ対策で空き家を管理することで、犯罪の現場となることを防げます。

空き家への侵入を諦めさせる5つの空き巣対策

空き巣は、空き家への侵入に時間がかかったり、人の気配を感じたりすると侵入を諦める傾向があります。本章では侵入を諦めさせるための空き巣対策を5つ紹介。所有している空き家にあった方法を見つけるために参考にしてください。

1.防犯グッズを設置する

空き巣は、侵入するのに5~10分かかると諦める傾向があります。簡単に空き巣が侵入できないように、防犯グッズを取り付けることで空き巣被害を防ぎましょう。

〈防犯グッズ例〉

防犯対策アイテム 特徴・効果
防犯カメラ 昼夜問わず監視が可能。録画機能により、空き巣侵入時の証拠になる。
防犯フィルム 窓に貼るとガラスが割れず、フィルムに張り付く。刃物でも突き通せない素材で、空き巣の侵入を防ぐ。
防犯ブザー 各所の扉や窓に設置し、侵入時に音で空き巣を威嚇したり、周囲に異常を知らせたりできる。比較的安価で入手可能。
モーションサーチライト 空き巣が近づくと動きに反応して自動的にライトが点灯。空き巣を建物から遠ざける効果がある。

空き家の防犯対策についてより詳しく知りたい人は以下をチェックしてください。

2.自分で管理をする

人の気配があると、空き巣は「誰かいるのでは」と警戒し侵入を諦める傾向があります。定期的に点検や巡回をして、建物の状態や周辺環境を確認すると安心です。

以下のような対策をしておくと、人の気配や人が住む形跡が残り空き巣対策に繋がります。さらに住宅の劣化も遅らせられます。

【自分で管理する例】

  • ・郵便ポストを整理する
  • ・庭木や雑草を綺麗に剪定する
  • ・外観の修理をする
  • ・近隣の人へ挨拶する
  • ・窓を開け換気する
  • ・水道を出し通水する
  • ・自転車や車を停車する
  • ・傘を玄関前に置く

3.専門業者に管理を委託する

遠方で定期的に空き家に赴くのが難しい、仕事などで時間がなく管理が大変という人は、専門の業者に管理を委託するのもひとつの手。業者へ管理費を支払うことで、代わりに定期的に空き家の維持管理を請け負ってくれます。

空き家管理ニーズは高まっており、近年空き家管理サービスを担う業者は増加傾向にあります。上記で述べたように自分で管理する場合、やらなければいけないことが多く大変な作業です。自ら管理をするのが困難な人は業者に委託するのがおすすめ。

ただし、毎月一定額の管理費用がかかってしまう点はデメリットといえます。

空き家救急隊の99円管理

4.空き家を有効活用する

空き家のままにせず有効活用すれば、収益化もでき、かつ人の出入りをつくることも可能です。

【空き家の有効活用例】

  • ・賃貸物件として貸し出す
  • ・民泊施設にする
  • ・シェアハウスとして貸し出す
  • ・サテライトオフィスやコワーキングスペースとして提供する
  • ・カフェなどの飲食店にする
  • ・貸し倉庫やトランクルームとして貸し出す
  • ・空き家を解体し駐車場にする

有効活用した場合、収益が得られるメリットがあります。防犯面では、空き家のままにしておくより人の出入りが増えるため、空き巣被害防止に効果的です。

しかし、更地にした場合は固定資産税が高くなったり、飲食店やシェアハウスにする場合は市場調査が必要だったりするため注意しましょう。

5.売却をする

空き家の空き巣対策として、売却するのも有効手段のひとつです。売却により資産を現金化したことで定期的な管理の手間や固定資産税の支払いを省けます。空き家の売却方法は以下の3つがあります。

①不動産仲介会社に売却を依頼する

内容
メリット 買主との間に仲介会社が入り売却活動をするため、所有者の手間がかからない
デメリット 仲介手数料がかかる

空き家を売却するときの注意点を詳しく知りたい人は以下をチェックしてください。

②不動産会社に買取してもらう

内容
メリット 不動産仲介会社に依頼するよりも短期間で売却可能、古い物件でも売却が容易、仲介手数料なし
デメリット 買取金額が売却金額の相場よりも安くなることが多い

③「空き家バンク」などを活用し自ら買主を探す

内容
メリット 仲介手数料がかからない
デメリット 売却手続きなどを自分で行うので、不動産売買の知識が必要

「空き家バンク」について詳しく知りたい人は以下をチェック

もしも空き巣被害に遭ったら警察へ!

もし、所有する空き家に空き巣がいた場合は警察へ相談しましょう。空き家の中ではなく、家の外に出てから通報するのが安心です。直接空き巣と接触はせず、警察と一緒に現場に入り、警察の指示に従うように。まずは自身や家族の身の安全の確保を優先しましょう。

空き家を適切に管理し空き巣から守ろう

空き家は管理不足により空き巣や犯罪の標的となりやすく、金品盗難や不法投棄、放火など多様な被害リスクが伴います。定期的な管理や防犯グッズの設置、売却や有効活用を検討し、大切な財産を守りましょう。

なお、空き家の買取を希望する場合は、住栄都市サービスまでぜひご相談ください。

不動産でのお困りごとはこちらから お気軽にご連絡ください!

不動産所有や不動産売却についてのご不安などお聞かせください!

監修
佐々木総合法律事務所/弁護士
佐々木 秀一 弁護士

1973年法政大学法学部法律学科卒業後、1977年に司法試験合格。1980年に最高裁判所司法研修所を終了後、弁護士登録をする。不動産取引法等の契約法や、交通事故等の損害賠償法を中心に活動。「契約書式実務全書」を始めとする、著書も多数出版。現在は「ステップ バイ ステップ」のポリシーのもと、依頼案件を誠実に対応し、依頼者の利益を守っている。

お問合せはこちら

一覧へ戻る